逆張りとリスクの最小化
優位性はクイズじゃない
トレードでは優位性を判断して最小限のリスクでエントリーすることが勝つための方法です。中には予想屋のように「こうなる、ああなる」と言っている人もいますが、相場で値動きが当たるかどうかはあまり関係ありません。もちろん優位と見ていた方向へ動いたときに「想定どおり」という表現になるかもしれませんが、結局は誰にも未来なんて分からないんです。
次のチャートでどのポイントでエントリーするのがより優位であるかを考えて見ましょう。
ロンドン時間に大きく下降してからニューヨーク時間に入ろうとしているところです。急落からは目立った流れも作られず横ばいとなっております。
この時点では売りポジションを持ち、含み益を抱えている参加者も多いでしょうから、売りでの仕掛けが優位と考えるのが普通でしょう。問題なのはどこで仕掛けるかということです。できるだけ高い位置で売りエントリーできればより小さいリスクでトレードできます。トレンドを意識すれば現在の狭いレンジを下へブレイクしたところですが、その位置だとリスクとして許容しなければならない節目(点線)までが大きくなってしまいます。現時点では価格を抑えている点線より上のエリアで仕掛けたいところです。
21:30に経済指標の発表があるため発表直後の狭いレンジの下ブレイクは見送っていましたが、急落してすぐに急反発、それまで抑えていた価格(点線)を上抜けています。いわゆる乱高下という動きです。個人的には経済指標の発表内容云々はほぼ考慮していないので、「発表後の乱高下は参加者によって捉え方が様々な結果だったんだろうな」くらいに推測してチャートを見ています。
そして矢印の部分がエントリーポイントです。
経済指標にインパクトなし(だろう)、売り優勢、高値更新するも戻りも強い、などの判断を経ています。点線の節目を上抜けたことで流れが上昇へ変換したとも考えられますし、この程度の反発ではまだまだ売りが優位であるとも考えられます。
未来は誰にも分かりません。ただ、リスクを抑えるためには長期に順張りでありながら短期に逆張りで仕掛けるわけですから、この場面では売りの流れで節目を上にブレイクしたところで逆張り発想「上昇したから売り」という行動をとります。
「矢印のポイントではまだまだ買いが弱まったと判断しきれないし、そのまま上昇トレンドへ発展したらどうするんだ?」
それならそれでいいんです。
引き付けた高値はロスカットレベルですから、更新されればクローズすればいいだけです。その小さなリスクに対して期待値は長期的な流れに沿っているため大きくなります。
優位性はクイズではありませんから当たらなくていいんです。
優位であれば。
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