ファンダメンタルとスキャルピング
リスク回避
私はスキャルピングをしていますのでファンダメンタルでポジションとったりはしませんが、現在は先週からのスペインの経済危機懸念からユーロ圏全体の懸念が強まっており、さらに先週末に発表された雇用統計もネガティブサプライズだったためにマーケットはリスク回避に向かっているようです。
その時々によって変化するものではありますが、典型的なリスク回避としてはドルや円が買われ、逆にリスク志向になれば株式や原油、金などが買われます。経済危機懸念が広まると投資家はリスクから離れるために一旦安定した資産であるドルや円を買い、再び経済が好転したら株や商品を買うのです。
スキャルピングのスタンス
「今はファンダメンタルから判断してドル高だからドル売りのスキャルピングはしない」ということはありませんが、状況にあわせて意識することもあります。
現在のドル高円高基調のなかで、その方向への期待値は必然的に大きくなります。これはファンダメンタル要因で長期足がすでにドル高円高優位になっていることから判断しても同じことですが、長期の流れに沿った方向へは期待値を大きく設定するためにエントリーのハードルが低くなります。
またドル買いや円買いポジションをクローズするタイミングでも、小さな押し目や戻りは少し様子を見ます。粘るというヤツですね。現在位置にもよりますが、長期足の流れに沿っていればトレンドが発生しやすいために粘るんですね。負けるときは小さく、獲れるときは大きくというスタンスです。
逆にファンダメンタルに反した(長期足の流れに反した)方向へのエントリーやクローズのタイミングは、ご想像のとおり先ほどの逆になります。期待値が小さくなるためにエントリーに至るハードルは高くなり、ポジションを持っている場合もほんの少しの停滞でクローズしてしまいます。負けを小さくすることはあたり前ですが、わずかでも獲れれば十分というスタンスです。
マーケットは織り込み済み
ファンダメンタルは、世界中の経済知識豊富な投資家やプロトレーダーによって分析され、トレードされているためにマーケットに動きとして現れてきます。
もちろんそんな優れた先見能力をもった投資家でもマーケットの動きを見ながら、探りながらのポジショニングとなります。かつてミセスワタナベと呼ばれて注目を集めた日本の個人トレーダーは、ファンダメンタルに関係なく東京時間の流れを変えた張本人でもありました。
しかし経済状況をベースにした判断は長期的に影響を与え続けます。投資家だけではなく貿易企業や国の政策、個人消費・・・結局のところファンダメンタルは着々と長期足に痕跡を残していくのです。
「経済の知識もないし自分にはムリ」って思っていてはもったいないです。
流れをつかむ、変化を感じるだけで、
スキャルピングにおけるファンダメンタル分析は十分なんですよ。
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