V字回復
相場に発生した大きな流れが転換するためには、チャートでもそれなりの足型を必要とします。
トレンドがある訳ですから、参加者が納得できる天井・底打ちを作ることで「総意」としてその足型が機能するのです。
しかし時折、V字転換することがあります。
ワタシなんかはチャートでしか流れを判断していないので、これまでの流れをひっくりかえしてV字に転換されると、タイミング悪くポジションを持っている場合「イタッ」ってことになります。
経済指標
重要な経済指標が発表されるときはV字転換の注意が必要です。
もちろんそのあたりはマークしているのでポジションを持たないようにしているのですが、割と重要度の高くない指標で発表内容に大きなコンセンサスがあると「この結果を踏まえると次の雇用統計はもしかして・・・」と他の経済指標の予測にまで波及して影響力を増してきます。
そうなると今あるポジションを解消したり、あらかじめコツコツとポジションを仕込もうとする参加者も現れるでしょう。
この場合は、チャートの流れを見るまでもなくファンダメンタルとして転換が予想されるのでV字に流れがひっくりかえります。
マーケット
当たり前ですが相場はひとつではありません。
為替に限って言っても多くの通貨ペアがありますし、その他に金、原油、先物、株式などさまざまです。
そしてその時々にスポットライトを浴びるマーケットがあり、その動向によって他の相場に影響を与えることがあります。
ユーロ危機、株価停滞、金の暴落、原油高・・・。
一方の市場で変化がおこると「金を手放して株へ投入しよう」となったり、「株を売却して円を買おう」となったり、資本は媒体を変えて世界のマーケットを巡るのです。
そのような理由で、ユーロ/ドルチャートを見ても長いドル買い相場からユーロがV字回復しそうにないのに上昇・・・ということが起こります。
ロスカット
対処法としては常にクローズするレベルを決定しておくことです。
まだまだ下降が継続しそうだと思っていても「理由はともあれココまで上がればクローズだ」というラインを明確にしておくことです。
チャートの流れに固執しすぎると、ファンダメンタルや他相場要因によって転換した流れに戸惑っているうちに、大きな損失をかかえてしまうことになるかもしれません。
「大きな下降トレンドだったんだから、この程度の反発はすぐにまた下降へ転換するはずだ」
そして時間の経過とともに、頭の上にハテナマークが増えていき、それがビックリマークに変わっていき・・・チーン。
相場に絶対はありません。
状況に対して臨機応変に対応していくしかありません。
星一徹がひっくりかえしたちゃぶ台のように、相場は簡単にひっくりかえるものです。
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