買ったらすぐに売りたがる
ポジションを保有しているときの思考です。
例えば買いポジションを持っていたら誰もが「上がってほしい」「ここを上抜けしそう」「ここまで下げればまた上昇するに違いない」と利益が出る方向へ考えを巡らせます。
クローズのルールがしっかりできており、実行できるメンタルがあればよいのですが、初心者は特に「願望」に近い相場の見方をすることが多いです。
手抜き脳
人は「見ようとしたものしか見えない」という話を聞いたことはないでしょうか?
「この写真が撮られたのは何時ですか?」と時計台のある風景写真を渡す。
そして写真を伏せて、「時計台の下で待ち合わせをしている女性は何色のコートを着ていましたか?」と聞くとほとんどの人が見ているはずなのに答えられないのです。
一説には、脳へ入ってくる全ての情報をフル回転して処理しようとすると、脳は原子力発電所1基分のエネルギーが必要になってくるとさえ言われています。
つまり脳は莫大なエネルギー摂取をしなくてもいいように、必要なものしか認識しないようになっているそうです。
買いポジションを持っているとき、あなたにとっての関心事が「価格の上昇(利益)」だけだったとしたら、脳にとって必要な情報は「価格が上昇すること」だけということになります。
恋は盲目
よく恋をすると盲目になると言います。
(いや、体験談ではないですよ・・・)
恋をして、彼や彼女のことを考えると脳の一部が活性化して快感物質であるドーパミンを出すそうです。
それが興奮やドキドキ、喜びになるんですね。
しかし、逆に大好きな彼や彼女のことを考えると脳の別の一部は不活性化するそうです。
それは扁桃体や頭頂結合部であり、「判断」や「批判」といった思考に関わるところだそうです。
買いポジションが可愛くなってしまうと危険なことになるかもしれません・・・。
買ったらすぐに売りたがる
タイトルはパッと見たところ、買ったのにすぐ売りたがるなんてダメなトレーダーのことを言ってそうですが、逆なんです。
相場を冷静に判断するためには思考に偏りがあってはいけません。
同じ価格であっても、世の中にはそれぞれの事情や価値観によって「買いたい」という参加者もいれば「売りたい」という参加者もいるのです。
そして買いポジションをもっているということは上昇するという判断と行動をすでに下しているわけですから、あとは売ることだけ考えていればちょうどいいのです。
売りたくなる状況、一旦は下降しそうだという判断のできないうちはホールドします。
スポンサーリンク
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました♪
FXブログをお探しの方はコチラ
人気ブログランキング&にほんブログ村
またのご訪問を心よりお待ちしております♪(*’-^)⌒☆