投資スタイルの決定
2012年01月30日
FX(外国為替証拠金取引)で利益を得るためには大きく分けて2種類の方法があります。
- 金利を受け取る方法
- 為替差益を受け取る方法
どちらがよくて、どちらがよくないということはなく、それぞれに特徴があります。
デメリットだと思われることも、スタイルが変わればメリットであったりします。
それらの違いを十分に理解した上で自分にとってどちらが合っているかを判断しましょう。
まずはそれぞれの特徴をあげてみます。
投資スタイルの特徴
- 【金利を受け取るタイプ】
- 投資額に対して受け取れる金利が少ない。
- 金利が発生する(計上される)のは1日に1度であるためデイトレードはしない。
- 1日当たりの利益が小さいために数日毎に売買していると「スプレッド×売買回数」ほど利益率が下がり、為替差益ではなく金利狙いなのであれば長期保有が有利になる。
- 何種類かの通貨に分散投資をして同時に長期保有することで為替変動リスクを軽減できる。
- 利益率はレバレッジを利用して年間10%から20%もあれば優秀であり、それを超えるとリスクが高まってくる。
- 頻繁に売買しないので常に値動きを監視し続ける必要がなく、1日1回のチェックでも十分であり、為替投資に費やす時間が少なくて済む。
- 逆に常時値動きを監視していないために政治・経済・事件・事故などのサプライズニュースが発生したときには対応が遅れて大きな損失を出してしまうリスクがある。
- 長期的な経済を把握するための高度な知識と判断力が必要になる。
- 【為替差益を受け取るタイプ】
- 金利が発生するのは1日に1回であるのに対して、為替価格は常に変動しているために、いつでも狙えるチャンスがあり短期売買が有利となる。
- 短期売買の場合、同じ資金で短期間に何度も利益を発生させることが可能なので、資金効率が良い。
- 資金効率が良いので、利益率はレバレッジを利用して年間100%から200%、またはそれ以上の達成も可能である。
- 頻繁に売買をするため、結果的に値動きを監視する時間が長くなる。
- 逆に値動きを監視する時間が長いので突然のサプライズにも対応でき、価格の急騰・急落のリスクがなく、むしろサプライズを利益に変えることもできる。
- 値動きの傾向を捉えるスキルが必要になる。
これからFXで投資を考える場合には、まず2つの軸で考えてみましょう。
- 自分軸…あなたの生活スタイル・リズム、性格(おっとり型や短気など)
- 利益軸…投資額、年間の期待値、許容できるリスク
例えば、
- 仕事が忙しくて生活リズムの中でFXに費やせる時間は1日に1時間が限界だ。
- 気は長い方であり、せっかちではない。
- 投資額にはほどほどの余裕があり、リスクも許容できる。
- 利益は大きく狙いたい。
このような方にはスイングトレード(数日から数週間ほど保有して決済する売買スタイル)が合っています。
1日1時間しかないのでデイトレードはできません。また長期保有して金利を受け取るスタイルだと大きな利益が狙えません。
もしこの方に投資額の余裕がなく、そのかわりに1日3時間くらいの時間が取れるのであればスキャルピング(数秒から数分で売買するスタイル)が合いそうです。
スキャルピングは保有時間が短いので為替変動リスクを小さく押さえられます。
大切なのは無理をしないことです。
頑張りたい気持ちが大きい分、知らず知らずのうちに無理をしていることがあり、それが少しずつ肩に圧し掛かってきて、いずれ自分の足を引っ張り始めます。
自分の生活スタイルや性格、状況を観察して、自分に合った投資方法を選択しましょう。
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