3月の相場
明日から3月に入ります。
関東地方は冬将軍最後の決戦とばかりに雪が降っています(笑)。
ところでFXトレーダーから見た3月といえば、日本企業の決算が相次ぐ時期だということです。
日本企業の決算は株式売買をしているトレーダーにとって重要なことはもちろんですが、その影響は為替相場にも及びます。
レパトリ
決算ということは企業にとっては年度の利益を確定しますので、海外で運用して得られた利益を一旦本国へ戻します。
結果、外貨を売り円を買う=円高が起こります。
この場合は円の値動きによる取引ではなく実需なので、売られてもいいような局面でも円が買われるということが起こります。
3月は日本企業の決算が多いため円高になるとレパトリの影響がささやかれます。
一方アメリカ企業では12月決算が多いため、この時期にドルが買われると同じようにレパトリの影響が話題になります。
いずれにしてもテクニカル的にタイミングがつかめないために注意が必要です。
閑散相場
日本企業円買いのレパトリは2月から3月にかけて行われます。
では円を買ってさえいれば利益がでるのかと言えば、そんなに簡単でもありません。
円が買われると知っていて円を売る人はいません。
「相場は織り込み済み」という言葉がさまざまな場面で使われるように、常識は常識となった時点で非常識となります。
何より短期トレーダーにとって気をつけるべきことは、レパトリの影響で円高になるかどうかではなく、決算時期に入って売買が控えられて相場が閑散としてしまうことです。
決算時期は利益を確定するためにわざわざリスクを背負ってトレードされません。
例えばアメリカ企業の決算が多い12月はクリスマス休暇もあって特に閑散としてしまいます。
3月も日本企業の多くが決算をむかえるために国内の機関投資家は売買を控えるでしょう。
短期的にチャートから売買する場合は、参加者の総意、コンセンサスのズレ、一般的な傾向を利用するため、参加者自体が少ないと少数意見で相場が作られてしまい、値動きが乱高下したり止まったりとチャートが歪んでしまいます。
つまり戦えないのです。
いずれにしても3月は思わぬヤケドを負わないように注意が必要な時期です。
(個人的には花粉症の季節です・・・)
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