壁は壊れても壁
高値・安値を更新していくようなトレンド相場ではなく、一定の幅で上下を繰り返すレンジ相場があります。
上昇を続けるものの直近の高値に接近すれば反落し、下降を続けていると思えば直近の安値で反発する。
この反落・反発は価格の壁となり、参加者も注意を傾けるようになります。
この状態が続くと高値は売りの目安になり、安値は買いの目安になってきます。
また、高値は売りポジションを持っている参加者のロスカットの目安になり、安値は買いポジションを持っている参加者のロスカットの目安になります。
ブレイクアウト法という手法があり、このような高値・安値をブレイクしたところでエントリーします。
価格の壁を越えたとき、そしてその後、参加者はどのような行動をとるでしょうか?
高値を上にブレイクした場合
まずブレイクアウト法のような新規買いの場合、壁を超えたところで買いエントリーします。
未来の相場は10年目のトレーダーでも1年目のトレーダーでも分かりません。
つまり誰もが何かしらの目印を探しています。
ブレイクアウト法の場合、最も近い目印となるロスカットレベルは、これまで壁となっていた価格です。
もしブレイクした後この価格まで戻ってきた場合、ロスカットレベルまでの値下がりを防ぐために新たな買いを追加することもあるでしょう。
慎重にブレイクを見極めたい参加者の場合、しっかりとブレイクするかどうかを確かめたいために一度は見送ります。
そしてブレイクしたなら、その後はなるべく安く買いを入れたいところです。
もしここで調整局面となりブレイクした価格まで戻したなら、この参加者にとっては絶好の買いチャンスです。
レンジ相場での反落を見込んで売りポジションを持ったところで高値をブレイクしてしまった参加者の場合、なるべく損失は膨らませたくないところです。
一定の時間は含み損を抱えたまま過ごしたのちに、価格がエントリーしたレベルまで戻したなら同値で撤退したくなるでしょう。
つまり売りポジションをクローズするための買いが入ります。
このようにこれまでの壁は、これからの壁になります。
誰もが不安の中でトレードしているため分かりやすい壁のような目印は一定期間、参加者に意識されていくのです。
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